ここは、私、長谷川裕市が、毎月TOPページに連載している「今月のコラム」のバックナンバーを掲載しております。毎月自分の感じたことを書き綴っています。ゆっくりご覧下さい。

■今月のコラム・バックナンバー
Vol.73.2007/01/01 Vol.74.2007/02/01 Vol.75.2007/03/01 Vol.76.2007/04/01 Vol.77.2007/05/01 Vol.78.2007/06/01
Vol.79.2007/07/01 Vol.80.2007/08/01 Vol.81.2007/09/01 Vol.82.2007/10/01 Vol.83.2007/11/01 Vol.84.2007/12/01
Vol.85.2008/01/01 Vol.86.2008/02/01 Vol.87.2008/03/01 Vol.88.2008/04/01 Vol.89.2008/05/01 Vol.90.2008/06/01
Vol.91.2008/07/01 Vol.92.2008/08/01 Vol.93.2008/09/01 Vol.94.2008/10/01 Vol.95.2008/11/01 Vol.96.2008/12/01
 
   

(更新日 2008/12/1) 

「手造り黒豆みそ新発売!」


 12月1日、新製品「手造り黒豆みそ」を正式に発売できました。平成12年より、試作を開始し、やっと今日に至りました。
 黒大豆を使ったみそは、全国的にもほとんどありません。原料の黒大豆が高価で、しかも生産量が少ないのと、みその色が山吹色と違っているからだと思います。黒大豆と米こうじが混ざっている模様です。でも、みそ汁にしても黒くはなりません。ふつうのみそ汁の色が、少しくすむ程度です。黒大豆そのものがおいしいので、味噌にしても、香りとコクがあり、おいしいのです。
 黒大豆のみそは、生産量が極端に少ないので、食べたことのある人がほんのわずかで、一般的には認知されておりません。
 皆様に、「手造り黒豆みそ」を、みそ汁、いろいろな料理、合わせみそにしても使ってみて欲しいと思います。「手造り黒豆みそ」を使った料理のレシピを、京都の料理研究家・小平泰子さんに依頼し、インターネットや携帯のサイトで見られるようにしました。これからも、おいしい味噌の料理を提案していきます。よろこんでいただければと思います。
 「手造り黒豆みそ」を「手造り長谷川みそ」同様、よろしくお願い申し上げます。


(更新日 2008/11/1) 

「手造り黒豆みその料理レシピ」

 12月1日に正式発売する「手造り黒豆みそ」の料理レシピ作成の件で、10月8日から2泊3日で京都まで行きました。このホームページのアップをお願いしている鈴木氏に撮影をお願いしました。
 撮影機材を積み込んで、8日(水)午前9時40分ごろに山形を出発し、日本海側の高速道路を走り、夜、午後8時35分ごろ京都に着きました。料理レシピをお願いしている、京の家庭料理「五感食楽 おばんざい料理教室」を主宰されている、料理研究家の小平泰子さんと、夜も遅くなりましたが、打ち合わせをしました(酒を飲みながら)。
 9日(木)小平さんのレッスン場で「手造り黒豆みそ」を、そして「手造り長谷川みそ」との合わせみそでの料理を、ビデオとスチールで撮りました。
 小平さんが言うには、私のみそは、あまりいじらないで、みそのおいしさを生かした料理がおいしいとの話でした。
 翌10日、京都から山形に帰りました。
 12月1日に私のこのホームページに一部動画入りで「手造り黒豆みそ」の料理レシピをupします。また、携帯サイトでも見てもらえるように準備中です。また、このホームページ内の商品に関する内容もあわせて変更になりますので、よろしくお願い申し上げます。

撮影現場

 

(更新日 2008/10/1) 

「青森県から北海道へ」

 先月のコラムでふれましたが、8月から9月へ、月をまたいでしまったので、今月書かせていただきました。
 8月28日(木)私のみその原材料のお米を作ってくれている青森県の木村秋則さんに会いに行きました。朝7時45分、山形からバスで仙台まで、そしてまたバスで弘前に行きました。到着したのは、午後1時50分でした。木村さんは、バス代金は安いから、いつもバスで来いと言っています。
 リンゴ農家として、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀に出演してから、さらに超多忙の日々が続いている様です。夜、4時間ほど、弘前駅前でお酒を飲みながら、二人でいろんな話をしました。農薬も肥料も使わない自然栽培の普及について、これからどうしていくのかについて、私に話をしてくれました。「私もついていきます」と言ったら、木村さんは「はっせ(長谷川)、はっせもいっしょにやるんだよ」と言った。私は農家でないので、加工業者の立場でいろいろと行動していきたいと思っています。(弘前泊)
 8月29日(金)朝6時過ぎ、弘前駅からJRで札幌へ、昼食を急いでして、旭川駅まで行きました。午後4時、私のみその大豆を作ってくれる佐藤剛裕さんが迎えに来てくれました。去年(平成19年度)の大豆は、温暖化の関係もあって、作柄が余りよくありませんでした。今年の大豆は、収穫が終ってみないとわかりませんが、まあまあの出来と感じました。
 夜、佐藤さんと酒を飲みながら、きのう青森の木村さんの話にあった自然栽培の普及について少し話しました。木村さんも佐藤さんも私も仲間です。(剣淵町泊)
 8月30日(土)佐藤さんと佐藤さんの友人の本田さんが、車で宗谷岬を案内してくれました。北海道に毎年来ているのですが、久しぶりの観光でした。
 夜、旭川で三人で食事をして、夜11時過ぎ札幌駅に着きました。(30日・31日札幌泊)
 9月1日(月)私の仕込味噌の大豆を作ってくれている井伊秀一さんと会いました。北海道の農業経営も大変きびしく、一体これから日本の農業はどうなっていくのか考えてしまいます。私は井伊さんによい作物を作るのも大事だが、自分で売る力を持つ事も大事だと、いっしょに酒を飲みながら話をしました。(新篠津村泊)
 9月2日(火)夕方仙台空港に着き、仙台からバスで山形に帰りました。毎年、いろんな事を感じ、考えさせられる青森・北海道行でした。

木村さんと長谷川 たんぼ

木村さんと長谷川 リンゴ畑 木村秋則さん(右)と長谷川 佐藤さんと長谷川豆畑 佐藤剛裕さんと長谷川 井伊さんと長谷川井伊さんと長谷川 井伊秀一さんと長谷川


(更新日 2008/9/1) 

「手造り 特特みそ」販売終了について


 8月28日(木)〜9月2日(火)まで、お米と大豆の栽培確認のため、青森県と北海道に行っています。詳細は10月1日のこのコラムに書かせていただきます。
 さて、本題の件ですが、12月1日より新製品を投入するため、『手造り特特味噌」を販売終了とさせていただきました。小さな味噌屋なので、みそをねかせる場所もおけも少なく、たくさんの量を造れません。「手造り長谷川みそ」「手造り特特みそ」「手造り特みそ」を造ってきましたが、さらにみそを一種類追加するのは無理な状況なため、「手造り特特みそ」をやむなく終了させていただきました。
 「手造り特特みそ」のご愛用のお客様には、この件についてご説明申し上げてきましたが、ご連絡のつかないお客様もおられますので、このコラムをもって、長い間のご愛用に深く感謝申し上げると共に、改めて、これからも、長谷川の山形仕込味噌をよろしくお願い申し上げるしだいです。


(更新日 2008/8/1) 

「疲れました。」


 7月は、ほぼ毎日麹造りの都合で、朝4時30分に起床し、製品みそや、個人の自家用仕込味噌の味噌造りをしておりました。
 麹は生きものです。麹を造るのに4日間かかりますので、みそ造りは休んだ日でも、麹の作業はしておりました。体がくたくたになるまで働き、疲れました。8月下旬からまた製品みその仕込みに入ります。
 私のみそ造りは、気力・体力・勘です。一生けんめいつらい仕事をしていると、いろんな物が見えてきます。特に、生きものとかかわっている仕事は、みそ造りもまさにそうですが、理屈では説明できない部分があります。どうして、私のみそはこの様な味になるのか、説明ができないという事もそのひとつです。
 みそは加工食品ですので、みその自然の味は存在しません。でも、私は、自然のおいしさを求めて、原材料も製造法も少しでも自然に近づけ様と、努力しております。


 

(更新日 2008/7/1) 

 「まさか」


 6月14日(土)朝5時半から、いつもの様に仕事をしていた。午前8時43分ごろ、突然、グラッときて、しばらくゆれている。地震である。私は、お釜の火を急いで消した。地震がきてビックリしたが、それ以上にビックリしたのが「まさか」である。山形では、6月25日、中山町(山形市の隣にある町)に大きな地震が来ると、インターネット上で情報が飛びかっているとの話を知人に聞いたばかりであった。とっさに中山町は大丈夫かなぁと思った。実際は、岩手・宮城内陸地震であった。
 「まさか」にも、絶対にありえないと考えてる「まさか」と、もしかしたら、あるかもしれないと考えられる「まさか」がある。今回は後者であった。中国・四川大地震、そして、岩手・宮城内陸地震。そして、地球温暖化問題。私達は、まさかそんな事はありえないと考えることから、まさか本当にあったりしてと考えなければならない時代を迎えたのかもしれない。
 私は、今度もっと大きな地震がきたら、仕事場が壊れてしまうのではないかと心配したり、地球温暖化によって、これから大豆やお米が今までのように順調に入手できなくなるのではないかと、不安を抱いたりしている。原材料が入らなければ味噌は造れない。お客様が私の味噌をまっている。そして、私にも家族の生活がある。
 「まさか」をいつも心のすみにおいて、いろいろと手を打っていかなければならない時代になったのかもしれない。

 

(更新日 2008/6/1) 

「仕込味噌」 


 私の事業所名が、「長谷川の山形仕込味噌」と言います。仕込みという用語は、国語辞典に「酒、みそ、しょうゆなどをつくるために、原料をまぜ合せておけなどに入れること」と書いている。
 かんたんな話が、仕込味噌は熟成していないので、すぐにたべられないみそである。
 私の家はもともとが麹(こうじ)屋です。昔から山形の各家々では麹屋さんから、麹を買って、大豆を煮て、塩とまぜて自宅のおけに入れて、重石をして、熟成させて、おいしい自家製みそをたべていました。
 今では、自分でつくる人は少なくなり、麹屋さんに仕込味噌をつくってもらい、自分の家のおけにねかしています。
 4月から7月まで、その仕込味噌を、製品みその合間をぬって造っています。毎年、注文の量も少しずつ減ってきました。どこかで仕込味噌も大きく減ってくるのではないかと考えていましたが、どうも今年が転機の始まりになってきそうな気がしています。お客様も高齢となり、原料高燃料高で食品が相次いで値上げになり、一番大きい要因は後期高齢者医療制度による年金の天引きで、さいふのひもが固くなってしまい、造る量が減ってきました。
 今のご年配の方々は、生まれた時から、手造りの自家製味噌を毎日味わってきました。仕込味噌の衰退は、手造りを実感できるチャンスを失う事と同じ事です。また、「手造り」が遠くに行ってしまいそうです。

 

(更新日 2008/5/1) 

「ラベル」 


 4月19日(土)、山形デザイン専門学校の後平先生、鈴木先生と学生さんが、私のみそ造りの見学に来た。前期の授業で、私の味噌の「ラベルのデザイン」がテーマとして取り上げられた。ラベルのデザインは今まで、ラベル会社のデザイナーの人に作ってもらっていたが、今回は若い学生さんがデザインしてくれる事になった。11月にラベルを一新する予定である。若い感性でどんなラベルデザインに仕上がってくるのか、一抹の不安を感じながらも、楽しみに待っていようと思う。
 さて、4月26日(土)、27日(日)、パシフィコ横浜展示ホールCで「スローフード 2008」が開催された。山形スローフード協会の一員として参加した。大勢の仲間といっしょに「スローフード山形」のブースで、ワイワイガヤガヤと楽しんだ。
 食べ物は、おいしくて楽しいのが一番である。

 

(更新日 2008/4/1) 

「小さな自営業」


 4月1日、ガソリンの暫定税率が 1L当り25円下がる。今日3月31日朝、テレビを見ていたら、ある地方の小さな家族経営の石油店(ガソリンスタンド)の人が、インタビューで、「3月仕入れしているガソリンを、4月にすぐ下げる事はできない。」と。そこのガソリンスタンドの人は、田畑を耕して、食糧を自給しているので、どうにかやってこれたという話をしていた。
 小さな自営業は、私を含めて、自分の生活ができるかどうかの所で働いている。お金もうけなど無縁である。人が少なく、車も少ない地域でも、ガソリンスタンドは必要である。でも、仕事量も収入も少ない。こういった所に大手のガソリンスタンドはやってこない。必要性があるから、それでもそこで仕事をしている人たちがいる。
 グローバル化の中で、自由競争の名のもとで、ありとあらゆる分野で、小さい所が無くなっていく。私のいる味噌業界も、バイオ燃料のあおりで、輸入大豆が急騰し、味噌で使用されている遺伝子組み換えをしていない Non-GMO 大豆が少なくなっている。ある人の話では、「大手の味噌屋さんは、海外で契約栽培しているが、入札で買っている味噌屋さんは、品薄状態で、大豆の確保が大変。みそに使われている大豆は、95%輸入で、残りの5%の国産大豆も引っぱり合いになるのではないか」という事であった。大豆が入らなければ、みそは造れない。
 私は妻と二人の小さな自営業者である。このまま進めば、そのうち自営の農家も農業法人になり、ありとあらゆる分野で自営業はなくなっていくのだろうか?


 

(更新日 2008/3/1) 

「山形スローフード 2月の行事」


 2月27日午後1時より、一泊二日の予定で、雪深い山形県米沢市で、山形スローフード協会主催「雪菜」の収穫体験と「楠本農活性化塾」が行われた。楠本先生は元山形大学農学部教授(元山形スローフード協会員)で、定年で退官されているが、今回わざわざ来てお話をしてくれた。楠本先生は「集落農業と農業法人」のお話をされたそうで、私は残念ながら聞けなかった。私は用事があって、小野川温泉での夜の部からの参加になった。
 夜の部は、活発な意見交換の場となった。国の米の減反政策の話になり、農家の人から、実際、今、行われている減反の内容を聞いて??? 政策がころころ変わり、去年と今年でも、随分違う様だ。しかも、連帯責任などという江戸時代のような現実が出てきたと。そんな中、ある人が、米の減反解消につながる情報が入ってきたと教えてくれた。山形スローフード協会として、減反しないで減反を回避する方法について検証してみようとなった。それで、その情報はマル秘になった。
 いろんな話をたくさんして、勉強にもなった。そして楽しかった。又、こんな話も出た。「都会では何をするにも、お金がかかる。自分の時間を犠牲にしてでも、お金を稼いでいる。でも、収入が少なくとも僕たちには自由に使える時間がある。どちらがしあわせかわからないなぁ」と。
 私は、2月29日朝、山形7時11分発の東京行きの新幹線の中で、この原稿を書いている。都会の良さも地方の良さも、都会のきびしさも地方のきびしさも、行ったり来たりして実感している。生き方の問題である。私は、「都会がいいとか地方がいいとか」はっきりしている人が、しあわせかも知れないと思う。

 

(更新日 2008/2/1) 

「グローバル化時代の食文化」


 1月24日(木)午後6時半より、東京財団創立10周年記念シンポジウムシリーズ VOL.1 として、「グローバル化時代の食文化」が開催された。パネリストとして、ジャコモ・モヨーリ氏(スローフード・イタリア スポークスマン)と、島津菜津氏(作家。スローフードジャパン「味の箱船」担当)、そして、モデレーター加藤秀樹氏(東京財団会長)の3氏で行われた。
 このシンポジウムで、様々な意見が述べられたが、私は3つの話に関心を持った。一つ目は、イタリアにナイフを作る名人がいて、その人の作るナイフには2つと同じものがない。二つ目は、農業でも、食品加工でも、作り過ぎない、食べ過ぎない。そして、三つ目は、DNA 的味と言う話であった。
 実は私のみそ造りに共通している内容であった。一つ目は、私のみそは天然醸造なので、みその熟成度や色づきがいつも違っているという事であり、二つ目は、手造りのため少量しか造れない。そして、三つ目は、DNA 的な味、私の言葉では「本能に訴えるおいしさ」という事である。
 今、1月31日。東京で、この原稿を書いているが、きのうの夕方から中国製餃子の農薬中毒が登場してきて、大きな問題になっている。画一的な味で、著名な大規模メーカー名で製造され、著名な大規模流通業者によって、日本中に広範囲に大量販売された。
 今、日本では、私のような零細小規模生産者が、原材料・燃料・包装資材・物流費の値上がりで、廃業に追い込まれ様としている。零細・小規模メーカーを助ける事ができるのは、消費者、お客様です。
 今、日本ではスローフード亡びてスローフード運動残る。良品亡びて、消費者運動残る。そんな時代に差しかかっていると思う。

 

(更新日 2008/1/1) 

 新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、皆々様に大変お世話になりありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年は、私の人生にとって、何度しかない大事な年になりそうです。時代がまた変革していく始まりの様で、私なりに、主張と行動をしていきたいと考えています。今年から数年、精一杯生き抜いていきたいと思います。
 これからも、よろしくお願い申し上げます。


(更新日 2007/12/1) 

「手造りみそ雑感」(4)


 みその仕込が終り、私は、今、東京にいます。
 天然醸造で、手造りの庶民のみそ造りをしていますので、みそを発酵させるのには麹菌の力しかありません。酵母や乳酸菌などの発酵菌を使っていないので、雪の降る山形の冬では気温が低く麹菌の力だけでは発酵は進みません。だから、みそ造りは春まで休眠状態です。みその出荷は妻に任せ、私は紀ノ国屋さんと明治屋さんのみそ売り場で、「手造り長谷川みそ」のPRをしています。
 今年は、食品の原材料、賞味期限などの偽装や不正が話題になった年でした。大量生産の時代になって、原材料や製造方法が買う人に見えなくなってしまったからではないでしょうか。
 妻は、日本全国の個人で直に注文を頂くお客様と電話や短い手紙で会話をしています。私は売り場に立っていると、お客様から「食べているわよ。」「おいしいわよ!」「がんばってね!」と声をかけていただいています。私の姿を直に見て、お客様は安心しているのではないでしょうか。初めてのお客様でも、みその詳しい話をしなくても、みそをちょっと試食して、以心伝心(?)で買ってくれます。
 “食”の安心は、心に伝わる本物のおいしさではないでしょうか。


(更新日 2007/11/1) 

「木村秋則さん、美味しんぼに登場」

 私の「手造り長谷川みそ」の原材料のお米を作ってくれている青森県弘前市の木村秋則さんが、有名なマンガで最新作「美味しんぼ 100」(作・雁屋 哲 画・花咲アキラ 発行所・株式会社 小学館 定価530円)に描かれています。
 100巻の内容は、日本全県味巡り青森編で、青森県のおいしい食べ物がいろいろ出ています。そのなかの一つに木村さんのりんごの話が登場しているのです。しかも、木村さんのりんごが本の表紙を飾っています。本全体が読みごたえのある内容になっていますので、ぜひ読んでもらいたいと思います。
 私は、ただ今、11月5日まで、今年最後のみその仕込をやっています。ひたすら、肉体労働をしております。

美味しんぼ100
93頁「青森編<5> 岩木山とリンゴ園」に登場しています。


(更新日 2007/10/1) 

「農薬不使用肥料不使用」

10月1日(月)より、「手造り長谷川みそ」(自社黄色ラベル)のラベルの内容が変更になります。
[変更内容]
大豆:栽培期間中農薬不使用化学肥料不使用⇒栽培期間中農薬不使用肥料不使用
塩分:11.0% ⇒ 10.8%
栄養成分表(みそ100g当り)
エネルギー
194kcal
197kcal
たんぱく質
7.9g
8.1g
脂質
4.3g
4.5g
炭水化物
30.8g
31.0g
ナトリウム
4.4g
4.3g
(食塩)
(11.0g)
(10.8g)

 平成10年、青森の木村秋則さんに出会い、無農薬無肥料の世界に出あった。平成11年に木村さんのお米を使ったみそ造りを始めました。北海道の佐藤さんが、木村さんの指導で、数年の歳月をかけ、無農薬無肥料の大豆栽培を軌道にのせてくれた。農林水産省の農産物の新ガイドライン及びJAS法で、無農薬無肥料は、栽培期間中農薬不使用肥料不使用の表示になります。
 私の無添加・手造り・天然醸造と木村さん・佐藤さんの農薬不使用肥料不使用で、「自然の味、自然のおいしさ」をこれまで以上に追い求め続けたいと思います。
 青森の木村さん・北海道の佐藤さん、そしてお客様に御礼申し上げます。これからもよろしくお願い申し上げます。


(更新日 2007/9/1) 

「栽培確認」

[8月15日]青森県弘前市(旧岩木町)で「手造り長谷川みそ」の栽培期間中農薬不使用肥料不使用のお米を作ってくれている木村秋則さんのところに行った。猛暑でフェーン現象も重なって、大変な日であった。木村さんととことんいろんな話をした。


[8月17日〜19日]ノンフィクション作家島村菜津さんと北海道のスローフードの行事に参加した。スローフード談話室第50話参照。


[8月21日〜23日]21日〜22日山形の家庭用の仕込味噌の原材料の特別栽培大豆を作っている石狩郡新篠津村の井伊秀一さんに会った。私は妻とパートさん一人の小さな味噌屋だが、契約栽培の大豆畑はけっこう広い。
22日はJA新篠津にあいさつに。そのあと、旭川市に移動し、製品みそ用の大豆を作ってくれている上川郡剣淵町の佐藤剛裕さんのところに向かった。佐藤さんの所では、青森の木村秋則さんの指導で、栽培期間中農薬不使用肥料不使用大豆2品種と、今までの栽培期間中農薬不使用化学肥料不使用大豆1品種を栽培してもらっている。有機肥料を入れた大豆畑は、青々として元気に見えたが、木村さん指導の無肥料大豆は背丈は低く、全体的に小ぶりに見えた。明らかな違いが見て取れた。


 私は、多くの人に助けられ、支えられて生きている。改めて感謝したい。

kimura[8月15日]私と木村秋則さん

井伊[8月21日]井伊秀一さんと私

佐藤[8月23日]私と佐藤剛裕さん

 

(更新日 2007/8/1) 

「手造りみそ雑感」(3)

 7月3日山形市内にある「はらっぱ保育園」で、手造りみそ教室を開いた。(参照:スローライフ談話室第49話「手造りみそ教室」)冬から、毎日昼食で園児が造った手造りみそのみそ汁が出てくる。たべるたびに、「私がつくった、僕がつくったみそだよ」という会話があり。「おいしい! おいしい!」と感じるたびに、「私がつくった、僕がつくったみそだよ」とチョットほこらしく思う。そして、家に帰って、家族に自分のみその話をするだろう。
 手造りとは、一番身近にある存在のたべものである。そして“自分がつくった”実感を味わえるたべものである。子供たちの一生けんめいだけども、どこか楽しいみそ造り。改めて、たべもののあるべき姿を再確認した。


(更新日 2007/7/1) 

「手造りみそ雑感」(2)

 6月9日〜11日東急本店B1の紀ノ国屋渋谷店でのみそPRのため、8日に東京に出てきた。6月5日〜8日までビックサイト(国際展示場)で FOOMA JAPAN 2007 国際食品工業展が開催されていた。どら焼の自動ラインがあり、できたてのどら焼を、並んでたべた。ブースの広さに制限があるため、実際の工場のラインとは大きさが違うと思われる。この会場は撮影が禁止されているので、言葉だけでの表現は難しいが、とにかくおもしろい。楽しい。いろんなたべものの原材料を処理したり、加工したりする機械があった。
 たまねぎの皮をむく機械があった。眼が痛くなくていい。ところが、ある会合でとなりにすわっている人と話をしたら、なんと野菜をカットする会社の社長さんであった。 FOOMA での話をしたら、なんとその会社では、ラインの上で自動でたまねぎの皮むきができるとの事。 FOOMA で見た機械とは、ケタ違いのスケールのようである。原材料も大量仕入れをするので安く、しかも、大量処理でコストも安い。よそでは勝負にならないだろうと話をしていた。
 機械はより性能の良い機械にかなわず、大量に製造できるより大きな工場にかなわず、最終的に大規模生産できる大企業に集約されていく。今は、そういう時代なのである。原材料には、機械に合わせるため、機械が処理しやすい形や性質が要求される。手造りは、原材料の味や特性を引き出して、自分の技で勝負する。そして限りなく小さな世界である。


(更新日 2007/6/1) 

「手造りみそ雑感」

 5月は、手造り特みそ、山形の個人の家の仕込味噌と配達、手造り長谷川みそと、ずっと肉体労働の連続であった。
 毎日、朝5時に起床し、夜8時半まで、ヘとヘとするほど働いた。麹は4日間の仕掛かりがあるため、ほとんど休みも取れず、それでいて、1日の仕込量を見て、私は「こんなに働いて,これしか造れないのか」と思った。この仕込味噌をおけにねかして、切りかえし等の手入れをして管理して、1年前後から1年半の時を経て、みそを出荷している。
 手造りすると、大量生産どころか、あまりにも生産量が少なく、これでは豊かになれない。あるしょうゆメーカーの社長さんが、こう言っていた。「人を増やすなら、もっと性能のいい機械を入れた方が良い」と。今の食品メーカーは、製造に際し、いかに性能のよいライン(機械)を作り、いかに使いこなすかが、良い製品を作る重要なポイントの一つになっている。これはその通りなのである。性能の良い機械が買えるかどうかが重要になっている。
 私にとって性能の良し悪しは、私の技術の良し悪しである。機械の良し悪しは、私の体と気力の良し悪しである。良い製品を作るには、「私」という人間機械の性能を高めなければならない。全く世界の違う中での仕事をしている。「手造り」から「機械競争」に移りたくとも、私にはお金がない。


(更新日 2007/5/1) 

「スローフードフェア 2007」

 4月28日(土)29日(日)のゴールデンウィークに、パシフィコ横浜で「スローフードフェア 2007」が開催された。
 会場の広さが2倍になり、去年よりも人出が多かった。今年のメインテーマは「だし」(写真1)。そして「食育」(写真2)や「日本酒」も大きなテーマであった。
 私は、スローフード山形のブースで、山形の仲間と山形のおいしい食べ物を紹介した。(写真3)
 今年、会場において感じた事は「情報」の不足である。私たち出展者も、自分たちが展示しているスローフードについて、きちんとした話が出来ていなく、来場者の皆さんからも、突っ込んだ質問が少なかった。
 今、食の安全・安心や環境がいろいろと問題になっており、法の整備が進んでいるにもかかわらず、日本国民の関心がいまいちである。それは「情報力」の問題である。情報量と理解力の問題である。私たち出展者は、来場された皆様に「スローフードって何だ!」「スローフードってどんな食べものなのか」「スローフードって、なぜ今、必要なのか」という事柄についてもっと工夫して理解や協力を求める必要を感じた。

豆をつかむ 写真1:「豆を箸でつまんで、皿から皿へ」
鰹節削り 写真2:「鰹節を削ってみましょう」
スローフード山形ブース 写真3:私は、スローフード山形のブースで商品を紹介

 


(更新日 2007/4/1) 

e-kinokuniya.com


 紀ノ国屋のネットスーパーに「手造り長谷川みそ」が載っている。私の友人が「おい! 長谷川、紀ノ国屋のインターネットにお前の味噌が出ているぞ。」と教えてくれた。私は時間が許すかぎり、紀ノ国屋の店内で、「手造り長谷川みそ」をPRしている。お客様が持っている紀ノ国屋の手さげ紙袋のまちの部分におおきく「www.e-kinokuniya.com」と印刷されているのは見てはいたのだが、そこに自分がPRしている味噌が出ているとは思わなかった。
www.e-kinokuniya.com>地域限定ネットスーパーkinokuniya>調味料・ソース>味噌とたどり着くと一番最初に「手造り長谷川みそ」(品番1802010001)が出てきます。ぜひ見て下さい。
 さて、ポータルサイトgooで、私の企画する「スローライフ談話室」が出ている「食」のコーナーに、環境gooの新企画として、3月30日(金)、「美しい味の日本」(http://eco.goo.ne.jp/food/nippon/)が立ち上がりました。自然や風土に密着した伝統的な食材などがこれからも登場してきます。私も、山形スローフード協会(スローフード山形)の一員として参加していきたいと思っています。また、4月28日(土)〜29日(日)の「スローフードフェア2007 in 横浜」でも、山形スローフード協会(スローフード山形)のブースで、山形の仲間といっしょに出展、参加します。
 「スローフードフェア2007 in 横浜」の詳細は、「美しい味の日本」に出ています 。


(更新日 2007/3/1) 

「ケイタイのサイト」
 今日、夕方、山形の鈴木氏より、私のケイタイに電話があった。私は、明治屋広尾ストアーで「手造り長谷川みそ」のPRをしていた。「今日は、何ん日? 原稿は?」今日は2月28日で月末である。28日という日にちが私の頭から、月末をいう意識を消していた。「何も考えていないよ。」と言ったら、氏曰く「逆立ちして、頭を絞れば、何か出てくるよ。」と。
 路上で逆立ちというわけにもいかないので、私は、インターネットカフェに立ち寄った。shikomi.comを入力検索したら、私のHPの事がいろいろ出て来た。そして何よりもビックリしたのは、ケイタイのサイトの事が登場していた。これからは、「ケイタイの時代だ。」という風潮に強迫観念を覚え、とにかく何かしようと思って、始めたばかりである。私はコンピューターも出来ないし、メールを打つ事も出来ない。それでそっちの事は鈴木氏に、おんぶにだっこでやって来ている。さしあたって、私のみそのPR活動情報から始めた。
 みそ造りをしている時は、出かけられませんが、PR活動情報の日には売り場にいますので遊びに来て下さい。
 ケイタイのサイトで一体何が出来るのだろうか。これからゆっくりと考えていきたい。

 


(更新日 2007/2/1) 

「自然栽培ひとすじに …(木村秋則著)」
 今、東京にいます。いつもの様にお店で「手造り長谷川みそ」のPRをしています。木村さんを知っているというお客様に、「このみそ、木村さんのお米を使っています。」と言ったら、「木村さんって、お米作っていたの。」とおっしゃられた。木村さんに用事があって電話をしたついでに、この事を話したら、木村さんは、昨年の12月7日放送のNHKの「プロフェッショナル」に出演してから、多くの人に、「木村さんって、りんご作っていたの。」と言われているとの事。
 木村さんの話によると、無農薬・無肥料で作る自然栽培の普及のため、日本全国をまわっている時、「青森県のりんご農家の皆さんに、迷惑をかけられないから」と、東京ではりんごの話をしたが、よそでは、お米や野菜の自然栽培について話をしていたそうです。
 今、ふと思い出したのですが、東京にいるので、正確な事は書けませんが、10数年前日本経済新聞の全国版で、21世紀を担う40代として、農業分野で木村秋則さんが紹介されていました。内容はりんごやお米の事が書かれており、木村さんの田んぼでの作業風景の写真が大きく載っていたのを思い出しました。木村さんの自然栽培は、りんご、お米、野菜です。
 そして今回、「自然栽培ひとすじに」(木村秋則著・創森社・2007年1月20日発行・1600円+税)が出ました。本題の上に一行、無農薬・無肥料の技と心という言葉が書かれています。農薬・肥料・堆肥を用いずに作物を育てる自然栽培は、「古いけれども実はいちばん新しい方法。この自然栽培の技術こそ未来に生き残る農業の形と考えています。」とあり、木村さんのすさまじいりんご人生、そして自然栽培の考え方、りんご・お米・野菜の自然栽培の基本が書かれています。一般の人はもちろんの事、農業関係者、学生さん、そして家庭菜園をやっている皆様にもぜひ読んで欲しいと木村さんは言っていましたし、木村さんとは長い付き合いの私でもあらためて得るものがあった。

[こちらもぜひご覧ください]

スローライフ談話室第47話 木村秋則さん「自然栽培」http://eco.goo.ne.jp/food/slowfood/danwa/danwa47.html

スローライフ談話室>ミニコラム「こんにちは」長谷川裕市


(更新日 2007/1/1) 

「新年あけましておめでとうございます」 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中は、大変お世話になり、ありがとうございます。
 私の近くの大手スーパーのお店での話。アルバイトの人と話をしていたら、「社員さんが忙しくて、アルバイトの指導もできない。仕事がわからない所もある。」と話をしてくれた。人を減らして、それで今までと同じ仕事量をこなさなくてはならない。どこの世界も同じだ。これでは、お客様が「商品はどこにあるの? これ、どういう品物なの?」とたずねたいと思っても、売り場には、わかっている人がいない。今、「お客様第一」と言葉は踊っているが、「お客様不在」である。お客様とのコミュニケーションが欠落してしまっている。
 「大手メーカーが大量生産して、テレビコマーシャルをバンバンやって安売りしているから、大手の品物しか売れない」と嘆いている人が多いが、それは、まちがいである。大手メーカーこそ常に多くのお客様といろんな媒体を使って、コミュニケーションをとっているから売れるのである。
 私は、12月は紀ノ国屋(青山・渋谷)、明治屋(広尾・玉川)で試食販売をしていた。多くの見知らぬお客様から、「私、食べているわよ!」「このみそ、おいしいわ!」と、私に声をかけてくれる。本当にうれしいものである。テレビコマーシャルを流せなくても、お客様とのコミュニケーションをとる方法は、いろいろとある。私は、これからもお客様とできるだけ生のコミュニケーションをとっていきたい。
 本年もよろしくお願い申し上げます。 

 

 




〒990-0066 山形市印役町二丁目5番1号
TEL 023-622-4695/FAX023-622-3180