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「板そば」と「板麹」

更新日:2015.06.01

ゴールデンウィークの5月2日から6日まで、長男夫婦が孫二人をつれて遊びに帰ってきました。山形といえばそばで、近所にあるそば屋にお昼食べに行きました。山形のそばの代表とも言える寒ざらしそば※と、やはり定番のゲソ天を注文しました。みんなはおいしいと喜んでくれました。
さて、木箱に冷たいそばを盛るのが、山形では「板そば」といっています。私のみそで使う麹(こうじ)を作る杉の板でできている木箱は、おもしろいことに「板そば」の木箱と大変似ています。 そんな木箱を我家では「さし板」と言っていて、できた麹は「板麹」と言っています。また、我家で言う「さし板」は、みそ業界では「麹蓋(こうじぶた)」と言っています。そして、「手造り」の公正表示では「麹蓋」で造った麹を使う事が大事な要件の一つになっています。

さし板

さし板

板そば

板そば

※「山めん寒ざらしそば」:秋に収穫したソバを、厳冬の冷たい清流に10日ほど漬け込み、さらに寒風にさらして乾燥させてできた「寒ざらし玄ソバ」を碾いて打ち上げたもの。大寒の日から清流に浸すことでアクが抜け。さらに寒風にさらすことで、舌触りもよく、甘みと淡泊な味わいのそばになるとのことです。

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