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オリンピックとスポーツ

更新日:2004.09.01

オリンピックとスポーツ  今年の夏は、毎日がオリンピックの日だった。私は、夜中は寝ているので、真夜中のアテネでのテレビ中継を見ていない。準決勝・決勝の結果 が気になっており、朝起きるとすぐテレビをつける日々だった。毎日毎日オリンピックを見ていたのは、日本が毎日メダルを取っていたからだ。金メダル16個、銀メダル9個、銅メダル12個の37個であった。

 スポーツは観衆の前で、オープンで競技をし、ルールに基づいて勝ち負けを決める。100%とはいかないが、勝ち負けを決めるという点ではすがすがしい。地域の運動会から、幼稚園、小学校、中学校、高校の運動会、小・中・高・大学の部活とそれにともなう、市大会・県大会・全国大会。会社の運動会、仲間内での競技会。とにかく誰でも参加出来るし、多くの勝者を作り上げていく。多種多様の価値の勝者と敗者を生みだしていく。オリンピックは世界で一つのメダルである。それ以外は、日本でも、どれだけの数になるかわからない程の賞状やメダルや楯が授与されたか。敗者になっても、また勝負できる。今のグローバルスタンダードの勝ち負けのように、強者の論理による少数の勝ち組を作る世の中の競争社会は、誤りである。

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