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天候

更新日:2018.02.01

1月は、日本列島、冷蔵庫の中にいる様な天候でした。この寒さは、2月も続きそうです。私は仕事柄、いつも天候を気にしています。去年を振り返ってみると、みその原材料で日本全体の国産大豆に関しては、6月頃までは順調で大豆の作付面積も増え、前年よりは、ある程度多い収穫が見込まれていましたが、それ以降の低温・日照不足・長雨の影響で、前年より若干少なくなる様です。お米も7月下旬からの低温・日照不足・長雨の影響を受けました。

みその製造に関しては、私の所では、みその発酵・熟成は、お天道様任せの天然醸造をしています。昔から気温が30度超える日が何日も何日も続く、夏の暑い土用を越さないと良いみそにはならないと言われています。山形は、盆地で夏は暑く冬は寒い所です。去年の夏は、山形も例外なく、日照不足で気温も低かった。7月の下旬から8月のお盆明けの大事な時季に最高気温が30度を越えた日は少なかった。正直、心配をしていましたが、どうする事もできませんでした。でも、おかげ様で、おいしいみそになっていました。どうしてかと言うと、6月から7月にかけて、9月から10月にかけて、気温がいつもより高く、みその発酵に必要な蓄熱温度がクリアをしていました。私は少しでも、気温が高くなると、戸を開けてあたたかい外気温を室内に取り込んでいたりしていました。天候に左右されるもの造りは、大変です。

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