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手造りみそ

更新日:2014.05.01

毎日、ウグイスが「ホー、ホケッキョ」と鳴いている。妻といっしょにどこで鳴いているんだろうと探してみるが、どこにも見つける事ができない。近所の人も「今年は、多いね」と言っている。
今、みその仕込みをしている。朝5時半には仕事を始めて、夜遅くまで働いている。息子が言う、「休みがぜんぜんないね」と。麹を造るのに4日間かかり、仕掛かりの仕事が続くので、みそ造りが始まったっら、休みがない。また、「こんなに働いて、こんな量しか造れないの。効率が悪いね」と。「手造りでしているので仕方がない」と私が言うと、息子は「わかっているけど……」と。
和釜で大豆を煮て、和釜の湯気で米を蒸して、麹蓋(我が家では、「さし板」と言っています)で麹を造って、これでは少量しか、みそを造る事ができない。
手造りをしている限り、山形の小さなみそ屋で一生を終えていくしかない。でも、私はそれでいいと思っている。そして、息子達も理解していると思う。
4月12日(土)、世田谷区民会館で、NPO法人木村秋則自然栽培に学ぶ会主催で、木村秋則特別講演「世界に広がる自然栽培の科学と実践」と、弘前大学杉山教授講演「自然栽培の科学と未来」。そじて、今は俳優をやめたそうですが、菅原文太氏(農業生産法人(㈱)土竜自然農園おひさまの里代表)の講演「人も土も肥やす」がありました。1,000名を越える入場者があり、大変楽しい講演でした。
木村さんは、自然栽培の普及のため、ハードスケジュールとなっており、大変な様でした。私も、木村さんに負けない様に、手造りのみそ造りにがんばっていきたいと思っています。

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