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日本一の“みそ”

更新日:2010.04.01

 平成12年3月発売した『無農薬みそ』、今は商品名が『手造り長谷川みそ』に変っていますが、満10年を迎えることが出来ました。皆様には、10年の長い間大変お世話になり、誠にありがとうございました。
 コラムの表題の話になりますが、無農薬の大豆やお米で『無農薬みそ』を造りたいと思っていた頃、大豆は北海道のあい菜農園の佐藤剛裕さんと出会いましたが、私のみそ造りに合ったお米が見つかりませんでした。平成10年、秋から冬へと季節がうつろうとしていた頃、ある方のご紹介で、青森県弘前市で、木村秋則さんにお会いしました。会った瞬間から意気投合して(いま考えてみると、木村さんの魅力に取り込まれてしまったのかもしれない)、お互いいろいろと話をしました。
 木村さんはりんごやお米を無農薬無肥料で栽培していました。私の頭には、無農薬や有機しかなく、初めて聞く木村さんの無農薬無肥料の話に、無我夢中になりました。
 その後、平成11年1月8日、木村さんの栽培したお米のサンプルを頂き、お手紙が添えられてありました。その中には、木村さんのお米の話があり、最後の方に「ぜひ長谷川様も日本一の“みそ”を造られて下さい。私も売上げetc.頭に全くありません。協力約束致します。」と、書かれていました。それ以来、ずっといろいろと指導を受け、教わり、木村さんのりんごのお客様をご紹介頂きました。そして、米代の支払いも含めて、今もまだ変らずお世話になっています。
 木村さんにいただいた「日本一の“みそ”を造って下さい」との言葉を、私の木村さんへの約束として、大豆・お米は農薬不使用・肥料不使用、塩は深層海塩100%、そして、無添加・手造り・天然醸造で自然のおいしさを求めて造り続けています。
 木村さんの言う「日本一の“みそ”」とは、木村さんの「考え方や、思いや、生き方」を込めた味噌だと思います。私はこれからも真剣にまじめに、こつこつ努力を積み上げていきます。
 これまで多くの方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。

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