ホーム今月のコラム

今月のコラム

column

「板そば」と「板麹」

更新日:2015.06.01

ゴールデンウィークの5月2日から6日まで、長男夫婦が孫二人をつれて遊びに帰ってきました。山形といえばそばで、近所にあるそば屋にお昼食べに行きました。山形のそばの代表とも言える寒ざらしそば※と、やはり定番のゲソ天を注文しました。みんなはおいしいと喜んでくれました。
さて、木箱に冷たいそばを盛るのが、山形では「板そば」といっています。私のみそで使う麹(こうじ)を作る杉の板でできている木箱は、おもしろいことに「板そば」の木箱と大変似ています。 そんな木箱を我家では「さし板」と言っていて、できた麹は「板麹」と言っています。また、我家で言う「さし板」は、みそ業界では「麹蓋(こうじぶた)」と言っています。そして、「手造り」の公正表示では「麹蓋」で造った麹を使う事が大事な要件の一つになっています。

さし板

さし板

板そば

板そば

※「山めん寒ざらしそば」:秋に収穫したソバを、厳冬の冷たい清流に10日ほど漬け込み、さらに寒風にさらして乾燥させてできた「寒ざらし玄ソバ」を碾いて打ち上げたもの。大寒の日から清流に浸すことでアクが抜け。さらに寒風にさらすことで、舌触りもよく、甘みと淡泊な味わいのそばになるとのことです。

みその仕込みを始めました

更新日:2015.05.01

 4月に入り、みその仕込を始めました。お客様から、「なぜ、冬はみその仕込みをしないのですか。」とよく聞かれます。私の家では、大豆と米(米麹)と塩しか使いません。天然醸造ですので、冬に造っても、米麹が働かないので、ほとんど発酵が進みません。温度がかからないと、みそになっていかないからです。
 4月から7月は、製品みそと地元の家庭用の仕込みそを造っています。去年のゴールデンウィークな、製品みその仕込みをしていましたが、今年は、長男ファミリーが山形に来るので、仕事は休みです。
 29日、30日、5月1日、東京・神奈川方面の明治屋さんと紀ノ国屋さんの各店に顔出しに行ってきました。みその仕込は、11月まで続くので、行ける時間を見つけて営業をしています。
 今日5月1日です。帰りの山形新幹線は混雑していました。明日は、かわいい孫がやってきます。

いろいろ大変です

更新日:2015.04.01

桜の便りが各地から届いています。山形の桜の満開は4月中旬になりそうです。今日は4月1日です。乳製品やトマトケチャップ、食用油、チョコレート、ウイスキー、業務用小麦粉他多くの食品が値上げになりました。大豆は去年から高騰しており、私の所でも、大豆が値上げとなっています。
 平成26年産北海道有機大豆が入荷をし、「手造り長谷川みそ」から、みその仕込が始まります。去年10月10日有機JASの認定を受け、「手造り長谷川みそ」「手造り黒豆みそ」が有機JASの対象のみそとなりました。有機JASの認定を取得するため認定に関わる諸経費のみならず、去年の春より建物をはじめとして様々な環境整備を行ないました。自営業で家族4人でやっている小さな味噌屋としては、有機JAS認定の取得は大きな出費となってしまいました。
 皆様においしい味噌を届けるため、これからもがんばっていきますので、引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

みそ爺

更新日:2015.03.01

2月28日(土)・3月1日(日)の二日間、日本橋髙島屋の地下一階にある明治屋ストアーのみそ売場で『手造り長谷川みそ』のPRをしてきました。まわりにも、多くの食品のテナントがあります。
 みそのPRをしていたら、近くのお店の人から声をかけられました。まわりのお店の人たちが、私がPRに来ると「今日、みそじぃが来ているよ」と声をかけ合っているそうです。私は「やさしくて、たのもしい」と思われているそうです。
 みそは、それぞれの家庭の味があり、変える事がむずかしいもので、そう簡単には売れません。まして、私は試食販売が苦手で、大変苦労をしています。でも、めげずにがんばっている、そんな姿から、そう思われているのかも知れません。
 山形から東京のどまん中に来て、みそのPRを続けていますが、まわりの皆様に愛称で呼ばれている事を知り、心が和みます。

大きな変化

更新日:2015.02.01

1月は5日からみその仕込みを始めました。
 その後北海道へ6日間行きました。2011年12月にけがをしてずっと入院している「あい菜農園」の佐藤剛裕さんのお見舞いや、大豆・お米の農家さんとの打ち合わせ、そして有機JAS認定機関との話し合いをして来ました。
 今年は、農業関係では、環太平洋パートナーシップ(TPP)や、JA(農協)改革。私たちの業界では、食品表示法、改正景品表示法が出来て、表示などで大改革が行われます。全国味噌工業協同組合連合会では、全国味噌業公正取引協議会で、全国8ブロックで説明会が開催されます。今年は、大きな変化が起こりそうです。

新年あけましておめでとうございます

更新日:2015.01.01

新年あけましておめでとうございます。 旧年中は、大変お世話になり、誠にありがとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。

 12月から、山形は例年になく雪が多く、山形新幹線も運休になったり遅れたりしています。お正月を迎えましたが、雪が多く、きびしい冬になっています。季節の方も仕事の方も雪解けが待ち遠しいです。
 今年も一生けんめい、家族みんなで力をあわせて、がんばっておいしい味噌を造っていきますので、よろしくお願い申し上げます。

看板

更新日:2014.12.08

看板

看板

2011年9月に父が、10月に母が亡くなり、満3年が過ぎました。私は、今60歳ですが、やっと自分の看板を揚げる事ができました。
三代目の父の看板は「味噌麹製造業 長谷川市十郎」という個人名の入った看板でした。私は、玄関に入った左側の壁に父の看板を揚げて、残しておこうと思っています。
毎日玄関を何度も入るたびに、新しい看板の「本物の時代」が目に入ってきます。毎日毎日こころに「本物の時代」を刻んで、家族一丸となってがんばっていきたいと思っています。
これからもよろしくお願い申し上げます。

有機加工食品(味噌)の生産工程管理者に認定されました

更新日:2014.11.01

秋の紅葉も里に降りてきて、きれいな季節となってきました。そして、紅葉も落ち、冬へと向って行きます。
さて、有機JAS法の農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律に基づき、2014年10月10日日本農林規格登録認定機関 株式会社北海道有機認証センター(ACCIS)にて、有機加工食品(味噌)の生産工程管理者に認定されました。[認定番号 B14-101001]
認定以降に製造された「手造り長谷川みそ」「手造り黒豆みそ」は、法定表示の名称に「有機みそ」と表示し、ラベルに「有機JAS」のマークを付ける事が出来るようになりました。
天然醸造で造っていますので、味噌は仕込んで熟成させ、出荷するのに一年以上かかります。有機JASマークの付いた「手造り長谷川みそ」「手造り黒豆みそ」の出荷は、来年の2015年11月後半から12月頃になる予定です。

「手造り黒豆みそ」について
10月15日出荷分より、大豆とお米が変更になりました。大豆とお米は、有機JAS認定の国産有機黒大豆と国産有機米になりました。大豆・お米の産地は北海道です。おいしい味噌に仕上っていますので、よろしくお願い申し上げます。

後半のみその仕込み

更新日:2014.10.01

ここ何年か、8月に続き9月にも暑い日が続いてきましたが、今年は、本当に久しぶりに8月下旬から気温が下がり始め、今は肌寒い日もあります。
今年は、仕事の合間を見ながら、小さな仕事場(味噌工場とは、とても呼べるものではありませんが)の修繕をしてきました。普通は、9月中旬には後半のみその仕込みを始めるのですが、まだ修繕が終っておらす、10月6日(月)より仕込みに入ります。
原材料も入ってきており、心を込めてみそ造りに励みます。

「手造り長谷川みそ」について

更新日:2014.09.01

ここ数年、8月9月とあつい日が続いてきましたが、今年は、久しぶりにお盆が過ぎたら、朝晩涼しく過ごしやすい気候になりました。虫の音も聞こえ、秋が早い様な気がします。
2014年6月1日のコラムで書きましたが、新しい大豆とお米の味噌が出来上がり、8月17日より出荷を始めました。大豆とお米は、有機JAS認定の国産有機大豆と国産有機米に変更になりました。おいしい味噌になり、ホッとしています。大豆は北海道で、お米は北海道を中心に、一時期兵庫県になります。
これから、色々と情報を発信していきますので、よろしくお願い申し上げます。

PageTop