今月のコラム
column「手造りみそ雑感」(4)
更新日:2007.12.01
みその仕込が終り、私は、今、東京にいます。
天然醸造で、手造りの庶民のみそ造りをしていますので、みそを発酵させるのには麹菌の力しかありません。酵母や乳酸菌などの発酵菌を使っていないので、雪の降る山形の冬では気温が低く麹菌の力だけでは発酵は進みません。だから、みそ造りは春まで休眠状態です。みその出荷は妻に任せ、私は紀ノ国屋さんと明治屋さんのみそ売り場で、「手造り長谷川みそ」のPRをしています。
今年は、食品の原材料、賞味期限などの偽装や不正が話題になった年でした。大量生産の時代になって、原材料や製造方法が買う人に見えなくなってしまったからではないでしょうか。
妻は、日本全国の個人で直に注文を頂くお客様と電話や短い手紙で会話をしています。私は売り場に立っていると、お客様から「食べているわよ。」「おいしいわよ!」「がんばってね!」と声をかけていただいています。私の姿を直に見て、お客様は安心しているのではないでしょうか。初めてのお客様でも、みその詳しい話をしなくても、みそをちょっと試食して、以心伝心(?)で買ってくれます。
“食”の安心は、心に伝わる本物のおいしさではないでしょうか。
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