今月のコラム
columnまさか
更新日:2008.07.01
6月14日(土)朝5時半から、いつもの様に仕事をしていた。午前8時43分ごろ、突然、グラッときて、しばらくゆれている。地震である。私は、お釜の火を急いで消した。地震がきてビックリしたが、それ以上にビックリしたのが「まさか」である。山形では、6月25日、中山町(山形市の隣にある町)に大きな地震が来ると、インターネット上で情報が飛びかっているとの話を知人に聞いたばかりであった。とっさに中山町は大丈夫かなぁと思った。実際は、岩手・宮城内陸地震であった。
「まさか」にも、絶対にありえないと考えてる「まさか」と、もしかしたら、あるかもしれないと考えられる「まさか」がある。今回は後者であった。中国・四川大地震、そして、岩手・宮城内陸地震。そして、地球温暖化問題。私達は、まさかそんな事はありえないと考えることから、まさか本当にあったりしてと考えなければならない時代を迎えたのかもしれない。
私は、今度もっと大きな地震がきたら、仕事場が壊れてしまうのではないかと心配したり、地球温暖化によって、これから大豆やお米が今までのように順調に入手できなくなるのではないかと、不安を抱いたりしている。原材料が入らなければ味噌は造れない。お客様が私の味噌をまっている。そして、私にも家族の生活がある。
「まさか」をいつも心のすみにおいて、いろいろと手を打っていかなければならない時代になったのかもしれない。
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