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時間がかかる

更新日:2011.03.01

1996年設立した「食の学校」(代表塩川恭子氏)の15周年&第10回会員大会が、2月22日(火)、会場を銀座ブロッサムで開催された。ゲストスピーカーとして、青森の木村秋則さんがやってくるという事で、塩川先生から、「木村さんと久しぶりにゆっくり話をしたら」と、案内状を送って頂きました。
 「食の学校」が目指した事は、自然環境を大切にし、自然に寄り添った農産・水産・畜産の支援と普及、日本の食文化や伝統的製法食品・自然食品の次世代への継承、おいしくて安全な食べ物を食卓に届けるための生産者・メーカー・流通・消費者の顔が見える想いの通じるネットワークづくりでした。塩川先生は、40年間、食の問題に取り組み、「食の学校」を初めて15年、いろいろな事があったようですが、今も変わらず真剣に向き合っています。
大会が終わり、築地で懇親会が行われました(写真 左:塩川氏、中:木村氏、右:私)。懇親会も終わり、木村さんと私は7時30分にはホテルに戻りました。木村さんは、自然栽培の普及のため、国内外での栽培指導・講演、本の執筆、テレビ出演などスケジュールがいっぱいで、本当にトコトン話をしたのは久しぶりでした。お互いの家族の事、自分の事、自然栽培の事、仕事の事、世界情勢の事など。時間を忘れて話をして、気がつけば、真夜中の2時でした。
 私は木村さんに、「もう無理をしないで欲しい」と言ったら、木村さんは、「アハハハ、年だなあ、からだが言う事きかないよ」と。
 塩川先生は40年、木村さんは30数年。ながい時間をかけて、志を貫いている。私も時間はかかるだろうが、私のテーマ「自然のおいしさ」をもとめて、がんばっていかなければと思う。

左:塩川先生 中央:木村さん 右:私

左:塩川先生 中央:木村さん 右:私

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