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今月のコラム

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無題

更新日:2001.01.01

21世紀、新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もそして21世紀もよろしくお願い申し上げます。

さて、20世紀最後のクリスマスの日、夕方仕事を終えて、妻とスーパーに買い物に行った。夕食を作る時間がなくなり、店内で別 々に買い物をして車に戻った時の妻の話。それは納豆売場での30代前半の夫婦の会話だった。

夫・「遺伝子組み換え大豆を使用していない納豆を買おう。」
妻・「うん。」と言って、いろいろ手に取って見ている。
夫・「あっ!これ、有機無農薬大豆使用と書いてある。でも、どこの産地の大豆だかわからないなぁ?」
妻・一生懸命探して「あっ、これは山形の地豆使用と書いてある。これにしよう!」
夫・「うん。」

私の妻もそれと同じ納豆を買ってきた。
ところで、そう言えばたまに生協にみそを持ち込んで直接売っている。500gの無農薬みそのカップを、20代30代の人たちが、何も言わず黙って買っていく。不思議に思っていた。添加物に生まれた時から汚染されてきた世代の人たちが、今一番安全を気にしている。自分もアレルギーに悩み、生まれてきた子どもたちも病んでいる。20世紀は「飽食」という名の食の崩壊で終わったのかもしれない。

私は、今年の年賀状にこう記した。21世紀も「本物の時代」を一心に念じ、人生を全うしたいと。

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