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今月のコラム

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3・11以降(3)

更新日:2011.07.01

「手造り長谷川みそ」の今年最初の仕込みは、6月17日(金)に米の浸漬をし、6月20日(月)から始めました。例年より2ケ月遅れています。「手造り黒豆みそ」の最初の仕込みは7月の予定です。
 山形県は、県名でもわかる様に、山だらけです。日本海側の秋田県境にある鳥海山(2,236m)。庄内地方にある山岳信仰で有名な月山(1,984m)。新潟県福島県境の飯豊連峰(飯豊山 2,105m)。東北地方の中央を走っている奥羽山脈があり、福島県境にある吾妻連峰(西吾妻山 2,035m)、宮城県境には奥羽山脈の一部・蔵王連峰(熊野岳 1,841m)と高い山々が要害の様にそびえた立っています。
 6月22日(水)の毎日新聞山形版の記事によると、東日本大震災で、私が住んでいる山形盆地の震度が、奥羽山脈を隔てた太平洋側に比べて小さかったのは、山脈の地下(20~60km)に横たわるといわれる柔らかい岩石が地震の揺れの横波(S波)を通りにくくし、山形盆地に届く前に揺れが弱くなったと、山形大学の川辺孝幸教授(災害地質学)が、21日発表したと書いてありました。奥羽山脈のおかげである。どこに行くにも、山々を越えなければならず、大変な思いをしてきますが、今回はその山々に助けてもらいました。

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