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今月のコラム

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更新日:2004.03.01

 PRとかCMとか宣伝とか言われる広告。大企業はテレビやラジオ・新聞・雑誌でドンドン宣伝している。 大量生産をしているわけだから、大勢の人に買ってもらわなければならない。 そうすると、大量宣伝をしないと自社の製品を大勢の人にわかってもらう事ができない。

 私は妻と二人で味噌を作っている零細である。生産量も少なく買ってもらいたいお客様の絶対数も小さい。 それでも、自分の商品を知ってもらわないと売れない事は、大小に関係ない。 昔は地域経済だったので、そこに住んで一生けんめい物づくりをしていれば、地域の人に知ってもらう事ができていた。

 でも今は違う。地域の小売店がつぶれて、小さなスーパーも存在がむずかしくなりつつある。 流通が大きなスーパーに集約され、そこに納品するメーカーも、大手やそれなりの規模でないと取引ができなくなっている。 もはやこのままでは、小企業や零細・個人の規模は、成り立たない世の中になってしまう。  「良いものを作っていれば、必ず売れる。」と言われてきた。それは真実かもしれないが、実際はそうではない。 「良い物とか、何が良いのか」をお客様が知らなければ、そこに物があっても物の存在を知る事ができなければ、お客様は買えないのだ。 もはや、物作りだけではどうにもならない。 一生けんめい良い物を作って、その良さを何らかの方法でPRしていかないと、どうにもならないそんな時代である。

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