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無題

更新日:2002.03.01

雪印問題。特に表示問題について書きたいと思います。
 写真を掲載しましたが、写真の右はしで納豆を食べているのが私です。2月16日(土) 朝日新聞のくらしというコーナーで国産大豆に関する記事の中での写真です。この記事の中で2000年度産の国産大豆の生産量 が24万tと前年より25%増えて、日本の大豆自給率がやっと5%になったとの事でした。2月12日(火) 東京で「大豆畑トラスト運動全国交流集会」があり、参加してきました。消費者団体などで作るネットワーク「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」が 1998年から始めたもので、消費者は大豆畑に一定額を出資し、収穫量に応じて大豆を受け取ります(大豆・納豆・みそ・しょうゆ等)。生産者はできるだけ農薬や化学肥料を使わず栽培し、生育状況を消費者へ伝えます。集会には、全国から多くの大豆トラスト団体と消費者が参加しました。トラスト畑で生産者と消費者がいっしょになって種まきしたり、草刈したり、収穫したりしている状況が報告されました。うそか本当とかという表示問題ですが、大豆トラスト畑の大豆には、そういう問題はおこりません。なぜならば「どこの畑で、誰が、どの様に作っているのか」という情報を消費者自身で確認がとれているからです。

 すべてのたべものは、誰かが、どこかで、様々な方法で収穫もしくは加工しているのです。作り手(農水産物生産者・加工業者)から売り手(小売店・スーパー・デパート)、そして買い手(消費者)へと、正しい情報が伝わっていれば問題がありません。でも、こんな事を書いても無意味な時代となっています。とりあえず買い手(消費者)の立場から売り手側に表示に疑問をもった時は、「この表示は本当ですか」とお店に直接聞いてみるのもよいでしょう。売り手は説明責任がありますので、作り手に確認をするはずです。

 私が契約栽培にこだわっているのは、できるだけ自然のかたちでみそを造りたいので、おいしいみそを造るためにおいしい素材が必要な事と、少しでも安全であって欲しいとの願いからです。
200203


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