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厳しい時代

更新日:2016.03.01

 私と息子の徹は、冬の期間は、紀ノ国屋さんと明治屋さんの売り場にて「手造り長谷川みそ」のPRをしています。両社にお取引をいただいて、今年で14年目になります。冬は、普通、みその仕込みで忙しい時期になります。ところが私の所では、天然醸造で、しかも麹(麹菌は無添加麹菌)の力のみで発酵させるので、冬は寒くて麹が寝ている状態となり、発酵が進みません。気温が上がる春を待って、みその仕込みを始めます。
 商売は生き物と言われており、常に状況は変化していき、気が休まる事はありません。ふと我に帰る時、いつも思う事は、お客様に「このみそ、おいしいね」と言われる様、一生けんめい、みそ造りに励む事です。
 家族で手造りをしている小さなみそ屋が生き残っていくには、大変厳しい時代です。

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