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今月のコラム

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「木村秋則さん、美味しんぼに登場」

更新日:2007.11.01

私の「手造り長谷川みそ」の原材料のお米を作ってくれている青森県弘前市の木村秋則さんが、有名なマンガで最新作「美味しんぼ 100」(作・雁屋 哲 画・花咲アキラ 発行所・株式会社 小学館 定価530円)に描かれています。
 100巻の内容は、日本全県味巡り青森編で、青森県のおいしい食べ物がいろいろ出ています。そのなかの一つに木村さんのりんごの話が登場しているのです。しかも、木村さんのりんごが本の表紙を飾っています。本全体が読みごたえのある内容になっていますので、ぜひ読んでもらいたいと思います。
 私は、ただ今、11月5日まで、今年最後のみその仕込をやっています。ひたすら、肉体労働をしております。

93頁「青森編岩木山とリンゴ園」に登場しています。

93頁「青森編岩木山とリンゴ園」に登場しています。

 

農薬不使用肥料不使用

更新日:2007.10.01

10月1日(月)より、「手造り長谷川みそ」(自社黄色ラベル)のラベルの内容が変更になります。
[変更内容]
大豆:栽培期間中農薬不使用化学肥料不使用⇒栽培期間中農薬不使用肥料不使用
塩分:11.0% ⇒ 10.8%

栄養成分表(みそ100g当り)
エネルギー
194kcal
197kcal
たんぱく質
7.9g
8.1g
脂質
4.3g
4.5g
炭水化物
30.8g
31.0g
ナトリウム
4.4g
4.3g
(食塩)
(11.0g)
(10.8g)

 平成10年、青森の木村秋則さんに出会い、無農薬無肥料の世界に出あった。平成11年に木村さんのお米を使ったみそ造りを始めました。北海道の佐藤さんが、木村さんの指導で、数年の歳月をかけ、無農薬無肥料の大豆栽培を軌道にのせてくれた。農林水産省の農産物の新ガイドライン及びJAS法で、無農薬無肥料は、栽培期間中農薬不使用肥料不使用の表示になります。
 私の無添加・手造り・天然醸造と木村さん・佐藤さんの農薬不使用肥料不使用で、「自然の味、自然のおいしさ」をこれまで以上に追い求め続けたいと思います。
 青森の木村さん・北海道の佐藤さん、そしてお客様に御礼申し上げます。これからもよろしくお願い申し上げます。

栽培確認

更新日:2007.09.01

[8月15日]青森県弘前市(旧岩木町)で「手造り長谷川みそ」の栽培期間中農薬不使用肥料不使用のお米を作ってくれている木村秋則さんのところに行った。猛暑でフェーン現象も重なって、大変な日であった。木村さんととことんいろんな話をした。

8月15日(左:私 右:木村さん)

8月15日(左:私 右:木村さん)

[8月17日~19日]ノンフィクション作家島村菜津さんと北海道のスローフードの行事に参加した。スローフード談話室第50話参照。

[8月21日~23日]21日~22日山形の家庭用の仕込味噌の原材料の特別栽培大豆を作っている石狩郡新篠津村の井伊秀一さんに会った。私は妻とパートさん一人の小さな味噌屋だが、契約栽培の大豆畑はけっこう広い。
22日はJA新篠津にあいさつに。そのあと、旭川市に移動し、製品みそ用の大豆を作ってくれている上川郡剣淵町の佐藤剛裕さんのところに向かった。佐藤さんの所では、青森の木村秋則さんの指導で、栽培期間中農薬不使用肥料不使用大豆2品種と、今までの栽培期間中農薬不使用化学肥料不使用大豆1品種を栽培してもらっている。有機肥料を入れた大豆畑は、青々として元気に見えたが、木村さん指導の無肥料大豆は背丈は低く、全体的に小ぶりに見えた。明らかな違いが見て取れた。

8月21日(左:井伊さん 右:私)

8月21日(左:井伊さん 右:私)

8月23日(左:私 右:佐藤さん)

8月23日(左:私 右:佐藤さん)

 私は、多くの人に助けられ、支えられて生きている。改めて感謝したい。

「手造りみそ雑感」(3)

更新日:2007.08.01

7月3日山形市内にある「はらっぱ保育園」で、手造りみそ教室を開いた。(参照:スローライフ談話室第49話「手造りみそ教室」)冬から、毎日昼食で園児が造った手造りみそのみそ汁が出てくる。たべるたびに、「私がつくった、僕がつくったみそだよ」という会話があり。「おいしい! おいしい!」と感じるたびに、「私がつくった、僕がつくったみそだよ」とチョットほこらしく思う。そして、家に帰って、家族に自分のみその話をするだろう。
 手造りとは、一番身近にある存在のたべものである。そして“自分がつくった”実感を味わえるたべものである。子供たちの一生けんめいだけども、どこか楽しいみそ造り。改めて、たべもののあるべき姿を再確認した。

「手造りみそ雑感」

更新日:2007.07.01

5月は、手造り特みそ、山形の個人の家の仕込味噌と配達、手造り長谷川みそと、ずっと肉体労働の連続であった。
 毎日、朝5時に起床し、夜8時半まで、ヘとヘとするほど働いた。麹は4日間の仕掛かりがあるため、ほとんど休みも取れず、それでいて、1日の仕込量を見て、私は「こんなに働いて,これしか造れないのか」と思った。この仕込味噌をおけにねかして、切りかえし等の手入れをして管理して、1年前後から1年半の時を経て、みそを出荷している。
 手造りすると、大量生産どころか、あまりにも生産量が少なく、これでは豊かになれない。あるしょうゆメーカーの社長さんが、こう言っていた。「人を増やすなら、もっと性能のいい機械を入れた方が良い」と。今の食品メーカーは、製造に際し、いかに性能のよいライン(機械)を作り、いかに使いこなすかが、良い製品を作る重要なポイントの一つになっている。これはその通りなのである。性能の良い機械が買えるかどうかが重要になっている。
 私にとって性能の良し悪しは、私の技術の良し悪しである。機械の良し悪しは、私の体と気力の良し悪しである。良い製品を作るには、「私」という人間機械の性能を高めなければならない。全く世界の違う中での仕事をしている。「手造り」から「機械競争」に移りたくとも、私にはお金がない。

「手造りみそ雑感」(2)

更新日:2007.07.01

6月9日~11日東急本店B1の紀ノ国屋渋谷店でのみそPRのため、8日に東京に出てきた。6月5日~8日までビックサイト(国際展示場)で FOOMA JAPAN 2007 国際食品工業展が開催されていた。どら焼の自動ラインがあり、できたてのどら焼を、並んでたべた。ブースの広さに制限があるため、実際の工場のラインとは大きさが違うと思われる。この会場は撮影が禁止されているので、言葉だけでの表現は難しいが、とにかくおもしろい。楽しい。いろんなたべものの原材料を処理したり、加工したりする機械があった。
 たまねぎの皮をむく機械があった。眼が痛くなくていい。ところが、ある会合でとなりにすわっている人と話をしたら、なんと野菜をカットする会社の社長さんであった。 FOOMA での話をしたら、なんとその会社では、ラインの上で自動でたまねぎの皮むきができるとの事。 FOOMA で見た機械とは、ケタ違いのスケールのようである。原材料も大量仕入れをするので安く、しかも、大量処理でコストも安い。よそでは勝負にならないだろうと話をしていた。
 機械はより性能の良い機械にかなわず、大量に製造できるより大きな工場にかなわず、最終的に大規模生産できる大企業に集約されていく。今は、そういう時代なのである。原材料には、機械に合わせるため、機械が処理しやすい形や性質が要求される。手造りは、原材料の味や特性を引き出して、自分の技で勝負する。そして限りなく小さな世界である。

スローフードフェア 2007

更新日:2007.05.01

4月28日(土)29日(日)のゴールデンウィークに、パシフィコ横浜で「スローフードフェア 2007」が開催された。
 会場の広さが2倍になり、去年よりも人出が多かった。今年のメインテーマは「だし」(写真1)。そして「食育」(写真2)や「日本酒」も大きなテーマであった。
 私は、スローフード山形のブースで、山形の仲間と山形のおいしい食べ物を紹介した。(写真3)
 今年、会場において感じた事は「情報」の不足である。私たち出展者も、自分たちが展示しているスローフードについて、きちんとした話が出来ていなく、来場者の皆さんからも、突っ込んだ質問が少なかった。
 今、食の安全・安心や環境がいろいろと問題になっており、法の整備が進んでいるにもかかわらず、日本国民の関心がいまいちである。それは「情報力」の問題である。情報量と理解力の問題である。私たち出展者は、来場された皆様に「スローフードって何だ!」「スローフードってどんな食べものなのか」「スローフードって、なぜ今、必要なのか」という事柄についてもっと工夫して理解や協力を求める必要を感じた。

写真1:「豆を箸でつまんで皿から皿へ」

写真1:「豆を箸でつまんで皿から皿へ」

写真2:「鰹節を削ってみましょう」

写真2:「鰹節を削ってみましょう」

写真3:「私はスローフード山形のブースで商品を紹介」

写真3:「私はスローフード山形のブースで商品を紹介」

「e-kinokuniya.com」

更新日:2007.04.01

紀ノ国屋のネットスーパーに「手造り長谷川みそ」が載っている。私の友人が「おい! 長谷川、紀ノ国屋のインターネットにお前の味噌が出ているぞ。」と教えてくれた。私は時間が許すかぎり、紀ノ国屋の店内で、「手造り長谷川みそ」をPRしている。お客様が持っている紀ノ国屋の手さげ紙袋のまちの部分におおきく「www.e-kinokuniya.com」と印刷されているのは見てはいたのだが、そこに自分がPRしている味噌が出ているとは思わなかった。
www.e-kinokuniya.com>地域限定ネットスーパーkinokuniya>調味料・ソース>味噌とたどり着くと一番最初に「手造り長谷川みそ」(品番1802010001)が出てきます。ぜひ見て下さい。
 さて、ポータルサイトgooで、私の企画する「スローライフ談話室」が出ている「食」のコーナーに、環境gooの新企画として、3月30日(金)、「美しい味の日本」(http://eco.goo.ne.jp/food/nippon/)が立ち上がりました。自然や風土に密着した伝統的な食材などがこれからも登場してきます。私も、山形スローフード協会(スローフード山形)の一員として参加していきたいと思っています。また、4月28日(土)~29日(日)の「スローフードフェア2007 in 横浜」でも、山形スローフード協会(スローフード山形)のブースで、山形の仲間といっしょに出展、参加します。
 「スローフードフェア2007 in 横浜」の詳細は、「美しい味の日本」に出ています 。

ケイタイのサイト

更新日:2007.03.01

今日、夕方、山形の鈴木氏より、私のケイタイに電話があった。私は、明治屋広尾ストアーで「手造り長谷川みそ」のPRをしていた。「今日は、何ん日? 原稿は?」今日は2月28日で月末である。28日という日にちが私の頭から、月末をいう意識を消していた。「何も考えていないよ。」と言ったら、氏曰く「逆立ちして、頭を絞れば、何か出てくるよ。」と。
 路上で逆立ちというわけにもいかないので、私は、インターネットカフェに立ち寄った。shikomi.comを入力検索したら、私のHPの事がいろいろ出て来た。そして何よりもビックリしたのは、ケイタイのサイトの事が登場していた。これからは、「ケイタイの時代だ。」という風潮に強迫観念を覚え、とにかく何かしようと思って、始めたばかりである。私はコンピューターも出来ないし、メールを打つ事も出来ない。それでそっちの事は鈴木氏に、おんぶにだっこでやって来ている。さしあたって、私のみそのPR活動情報から始めた。
 みそ造りをしている時は、出かけられませんが、PR活動情報の日には売り場にいますので遊びに来て下さい。
 ケイタイのサイトで一体何が出来るのだろうか。これからゆっくりと考えていきたい。

自然栽培ひとすじに …(木村秋則著)

更新日:2007.02.01

今、東京にいます。いつもの様にお店で「手造り長谷川みそ」のPRをしています。木村さんを知っているというお客様に、「このみそ、木村さんのお米を使っています。」と言ったら、「木村さんって、お米作っていたの。」とおっしゃられた。木村さんに用事があって電話をしたついでに、この事を話したら、木村さんは、昨年の12月7日放送のNHKの「プロフェッショナル」に出演してから、多くの人に、「木村さんって、りんご作っていたの。」と言われているとの事。
 木村さんの話によると、無農薬・無肥料で作る自然栽培の普及のため、日本全国をまわっている時、「青森県のりんご農家の皆さんに、迷惑をかけられないから」と、東京ではりんごの話をしたが、よそでは、お米や野菜の自然栽培について話をしていたそうです。
 今、ふと思い出したのですが、東京にいるので、正確な事は書けませんが、10数年前日本経済新聞の全国版で、21世紀を担う40代として、農業分野で木村秋則さんが紹介されていました。内容はりんごやお米の事が書かれており、木村さんの田んぼでの作業風景の写真が大きく載っていたのを思い出しました。木村さんの自然栽培は、りんご、お米、野菜です。
 そして今回、「自然栽培ひとすじに」(木村秋則著・創森社・2007年1月20日発行・1600円+税)が出ました。本題の上に一行、無農薬・無肥料の技と心という言葉が書かれています。農薬・肥料・堆肥を用いずに作物を育てる自然栽培は、「古いけれども実はいちばん新しい方法。この自然栽培の技術こそ未来に生き残る農業の形と考えています。」とあり、木村さんのすさまじいりんご人生、そして自然栽培の考え方、りんご・お米・野菜の自然栽培の基本が書かれています。一般の人はもちろんの事、農業関係者、学生さん、そして家庭菜園をやっている皆様にもぜひ読んで欲しいと木村さんは言っていましたし、木村さんとは長い付き合いの私でもあらためて得るものがあった。

[こちらもぜひご覧ください]

スローライフ談話室第47話 木村秋則さん「自然栽培」http://eco.goo.ne.jp/food/slowfood/danwa/danwa47.html

スローライフ談話室>ミニコラム「こんにちは」長谷川裕市

 

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